水道だより 第1号(平成30年6月発行)

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1 今治市水道事業について

 旧市町村単位での水運用システムから市域全体での一体的な水運用システムへの再構築を進めています。
 合併当時、7つの水道事業、6つの簡易水道及び2つの飲料水供給施設でしたが、平成29年4月から7つの水道事業、関前簡易水道事業及び吉海津島飲料水供給施設に統合しました。
 将来的には、(仮称)高橋浄水場の完成後に、上水道事業を陸地部と島しょ部の2つに集約します。

合併当時は7つの水道事業、6つの簡易水道、2つの飲料水事業でしたが、平成30年5月現在では7つの水道事業、1つの簡易水道、1つの飲料水事業になりました

2 どうして今、浄水場を建設するの?

 本市の基幹浄水場である小泉浄水場は以下の問題を抱えています。

  • 小泉浄水場(昭和46年10月供用開始)は、経年劣化などによる老朽化が進行しています。
  • 大規模地震への耐震性能が不十分です。
  • 塩素消毒では対応できないクリプトスポリジウムなどへの対策強化が必要です。
  • 効率の良い水運用や水道事業の効率化を図るため、浄水場の更新と併せて施設の統廃合を進める必要があります。

 このような喫緊の課題を解決するため、今治市では、新しい浄水場への移転更新に取組むことになりました。

 今治市では、事業経営の効率化など水道事業をとりまく様々な問題を解決するため、平成22年に「今治市水道ビジョン」を策定しました。(仮称)高橋浄水場整備等事業は、その中に位置づけられた最大の事業であるとともに、小泉浄水場の更新事業でもあります。

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3 どうやって事業を進めるの?

 DBM方式で事業を進めます。

DBM方式とは

Design(設計)-Build(建設)-Maintenance(維持管理)を一括して委ねる方式で、民間の技術力やノウハウを最大限に活用できることが期待できます。

 この事業は、平成29年9月にメタウォーターグループと契約を結びました。設計・建設工事は、平成34年3月までを予定しており、平成34年4月からは、新しい浄水場でつくられた水道水を供給できる見込みです。なお、維持管理はその後20年間の契約となります。

DBM方式で、設計・建設期間が4年6ヶ月、維持管理期間が20年の契約

メタウォーターグループ

設計・建設:メタウォーター株式会社、四国通建株式会社、株式会社日水コン
維持管理:メタウォーター株式会社、メタウォーターサービス株式会社、キュウセツAQUA株式会社

4 どんな浄水場ができるの?

浄水場が新しくなります。(仮称)高橋浄水場予定地は今治新都市に建設予定です。

新しい浄水場の建設は、3つの柱を基に整備を進めます。

① 安全で安心な水道水
② 災害に強い強靭な水道
③ 持続可能な水道

水の粒子イメージ画像

上記に基づいた整備の概要は以下のとおりです。
(1)能力:40,000 m3/日(現在の小泉浄水場と同じ)
(2)浄水方式:セラミック膜による※膜ろ過方式
※人体に影響を与えるクリプトスポリジウム等への対策強化を考慮して選定しました。

セラミック膜(エレメント)を800本(10エレメント×10モジュール×8系列)整備する予定です。

膜ろ過セルに入った原水は膜を通り抜けてろ過水となります。原水には異物がたくさんあるので、膜で取り除きます。クリプトスポジリウムなどは通り抜けられません。
セラミック膜のろ過のしくみ

クリプトスポリジウムとは…

 クリプトスポリジウムとは病原性原虫であり、人や他の哺乳類に寄生するとクリプトスポリジウム症と呼ばれる下痢症を引き起こします。塩素消毒では無害化できないため、浄水工程では一般的に、ろ過設備によって除去します。

(3)高い耐震性の確保と、自家発電設備、応急給水設備などの整備
(4)馬越浄水場と相互運用を図り、コスト縮減を実施

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